パソコンを自作するのって流行ってるんですか?って、僕も勢いで自作PCに挑戦してみました!
ついでにアメリカでPCを自作するうえで知っておいた方が良さそうなことをまとめてみました。「何のパーツを買ったら良い?」とか「パソコンの作り方を知りたい!」という方は、この長い記事を読むよりパソコンを自作しているYoutuberの動画を見たほうが情報量が多いですよ。
って、まとめる前に、僕のパソコンハードウエアの知識は10年以上昔に一度だけ自作したことがある程度のレベルで、そもそもパソコンの使用用途的にもノートパソコンで事が足りる程度の作業しかしません(笑)
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基本情報
自作の基本として、パソコンのパーツはアメリカのほうが日本より安いです。例えば最近でたRyzenとかも、Ryzen 7 5800xの定価は日本だと約6万円くらいですが、アメリカでは450ドルでお得感があります。
その他のパーツもそんな感じでお手ごろ感があり、同じ構成でパソコンを作るなら日本で作るより若干安くできると思います。
なので、初めての自作パソコンならアメリカでデビューしておくのはありだと思います。
どこで買う?
僕がこの記事で書きたかったのはこのセグメントなんです。
以前アメリカの電気屋の記事を書いた時紹介しましたが、店頭でのショッピングもオンラインの最安値と同じような価格でできるのがアメリカです。が、逆にオンラインショッピングの場合は注文してから商品が中々届かないことがあるのもアメリカです(もちろん、商品のラインナップはオンラインのほうが充実していることが多いです)。
そんな中、1台のパソコンを組むにはCPU、グラボ、マザボ、メモリ、ケース、ファン類、SSD、電源等々意外といろいろパーツを購入しなければなりません。
そこでそれぞれの購入時に考慮してほしいのが、欠陥品を掴んで商品を交換しなければならないリスクです。僕が思うに、このリスクこそがアメリカの自作パソコンの神髄だと思っています(笑)なので、時間効率よくスムーズに事を進めるためにはオンラインと実店舗をうまく使い分ける必要があります。
下記が僕の電気屋の使いわけの基準ですが、金額的な事や商品の交換の手間等々をご自身の優先順位に合わせてお店を選定してみてください。
実店舗系
実店舗ではベストバイ、Fry’s、MicroCenterといった電機屋が便利です。ちなみに以前紹介したうちの近所のFry’sは閉鎖してしまったので、僕はベストバイとMicroCenterを使ってパーツを揃えました。
さて、大衆的な電気屋のベストバイでも割と自作に必要なパーツが売っているので、僕は物があれば多少高くても実店舗で買うようにしています。なぜなら、アメリカって店の商品でも雑に扱うので欠陥品をつかまされる可能性があり、その場合、実店舗なら返品や交換が楽だからです。
実際、パソコンの電源はベストバイで買いましたが*、動作中に異音がしたので交換してもらいました。店舗までもって行き在庫があれば一瞬で手続き完了です。これがオンラインショップだと商品を送り返して新しいのが来るのを待つことになり、面倒だし長期戦になる場合もあります。あと、未開封なら「やっぱりこっちのモデルのほうが良かった!」的な場合の交換も即座にできます。
ちなみに、MicroCenterは全米にポツポツ店舗があり、店舗サイズも(ベストバイと比べて)小規模なパソコンパーツ屋です。ま、ハードコアな商品が店頭で買えるのと、CPUとマザーボードを一緒に買うと20ドル引きしてくれて良い感じです。カリフォルニアだとタスティンにあります。
まれにOffice Depotや、Staplesといったオフィス事務系のお店でもパーツは売っていますが、値段が高すぎる時が多いので僕は使っていません。
* ベストバイの電源について、実店舗の買い物のメリットを書くために実店舗で購入したかのように書いていますが、今はまだコロナ期間中なのでベストバイのオンラインで買い物をしました。そして、届いてきた商品に欠陥がありました。そこで、近隣のベストバイの在庫状況を確認し、在庫があるお店に交換申請して交換してきました。
オンライン系
実店舗が良いと言いつつも、それだけで自分の好きな構成でパソコンを作るのは至難の業です。そこで活躍するのが、オンラインショップです。僕が使うものとしてはAmazon、Newegg、B&Hがあります。他は使いません。
でも、声を大にして言いたいのは、「できればAmazonで買うべき」という事です(特に家の近くにKohl’sがある人)。これは、返品返金の作業が早いからです。
そもそもNeweggやB&Hは配送が遅めなのでなかなか届かないのと、これで欠陥品をつかんで返品&交換が必要になると余裕で2週間とか無駄にします。今すぐパソコンを作りたい人はおそらく発狂すると思います。
そこへ来てアマゾンなら、オンラインで返品手続きをして商品を梱包もせずにそのままKohl’sにドロップすれば返品手続き完了です。なので、万が一の時でも最速で他のアイテムを買いなおすことができます。
ただ、僕はNeweggも使います。なぜかって?なんかすごいセールをしていたり、価格は同じでもジェネラスなリベートをしている時があるからです。ちなみに僕の買ったSteel Legend B550mというマザーボードは他のお店で150ドルくらいしていたのですが(今でも)、セールで130ドルで、さらに購入後にハガキのリベートで20ドル返ってきました。そんな感じに破格な時があるからNeweggも外さないほうが良いです。
アマゾンのリターンについてアメリカのアマゾンでコンピューター関連の商品には「開封後はリターンできません」的な事が書いてありますが、「到着時に壊れていた」などの理由があり、30日以内あれば返品できます。本当に壊れていたかテストする時もあるような脅し文句もありますが、本当に壊れていたら心配せずに返品です。
プロの組み立てサービスは?
アメリカにも組み立てサービス?的な物がありますが。というか電気屋で買えばサポートチームの人が有料でやってくれます。が、結構なお値段します。値段を直接確認できるMicroCenter(Tustin)ではPCの組み立てに150ドルで、OSのインストールも頼むと合計200ドルくらいです。
ちなみに、Youtubeで見つけた動画で、カナダ人がパソコンの無知を装って「ベストバイにパソコンを組み立ててもらった(英語)」というのがあり、こちらでは組み立てに100ドル、OSのインストールに100ドルかかったといっていました。で、パーツもアップグレされていました。
また、他の動画では、こちらもパソコンの無知を装って「アマゾンでマザーボードのインストールも頼んでみた(英語)」というのがあり、もともと160ドルの交換費用が220ドルになったというのがありました(150ドルでも高いですが。。。)。
って、こんなサービスを申し込むくらいなら既製品のパソコンを買った方が良いと思います。パソコンの組み立てやOSのインストールって結構簡単だし、Howto系の動画もいっぱいあるので、パーツを選んで買うなら最後まで自分で組み立ててください!
で、お前のパソコンは?
今回作ったのは多少高くつきましたが適当PCです。
CPUこそ僕にとっては超ハイエンドなRyzen 7 5800xにしましたが、これも、買った理由はただ一つ、安い方の5600xが買えなかったからです。で、GPUは微妙なRX 5600xtです。これも単純な理由で、半導体不足の今、GPUがまともな値段で売っているのが購入当時にはこれしかなかったからです(260ドル)。ゲームをしない僕には十分ですけど。
って、ね、去年末の話ですがRTX20や30シリーズはどこ行っても売り切れで、RX 5600xtとほぼ同等クラスで当初買おうとしていた1660tiが350ドル超えてたりとありえない状況でした。今見たらもっと高かったけど。。。ありえない。。。
んで、マザーボードはSteel Legend B550mというやつ。これもさっき言った通り、めちゃくちゃ割安だったから選んだだけです。見た目もこだわらず、今は冷えそうな安いケースにぶち込んでるだけです。そんな感じです。
後書き
冒頭でも述べましたが、普段は10年くらい前に買ったi7 3610qmのノートがメインでほぼ何でもこなしてます(笑)ま、何気に4コアだし、SSD化&メモリアップの延命手術をしているので僕の使用用途では未だにストレスはないです。
そんな僕がなぜこの半導体不足でパーツが高い時期に自作したかは自分でも謎です。それも、まったく光らせない洒落っ気ゼロの業務用マシーンです。ま、そのうち気が向いたらこのパソコンでなんか始めます。。。
今は無駄にパーツの値段が高いので初めての自作PCには良い時期とは言えませんが、落ち着いたらぜひ組み立ててみてください!
それでは