あっと、まず、コロナウイルスに関する直接的な情報ではありません。今、コロナが流行っている中でのアメリカ生活はどんな感じなのかなっていうのが伝えられればと思って書きます。
アメリカ生活って言っても、カリフォルニア、で、狭く言えばオレンジカウンティーの生活の中での話なので全米でこんな感じかは定かではないです。
この記事は3月18日に書きましたが、その後のアップデート(4月7日)は「アメリカ生活・コロナ近況アップデート」に書いています。
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始まり
トランプさんが3月13日の演説をするまでは特にシリアスな感じも無く、ま、世界でそんな感じのウイルスが流行しているぜって程度にしか感じてない人が多かった模様です。楽観的でした。
が、13日のトランプさんの演説後、急にパニックに陥った感じです。
自治体の発令
3月16日にロサンゼルスでは4月1日までは50人以上集まるグループイベントは禁止、不要な外出はしない事っていう発令が出ていました。オレンジカウンティーでも本日17日に同じような発令が出て、3月末までは不要な外出は避けるようにと出ていました。
ロサンゼルスカウンティーのは詳しく見ていないですけど、僕の住むオレンジカウンティーの発令を見たら、必要・不要な外出の定義とか細かく書かれていて、守らないと罰金が科せられるとのことです。
で、生活はどう?
グッズ
トランプさんの演説前からハンドサニタイザーやマスクは売り切れてました。が、それ以外は特に影響を感じませんでした。
ただ、オーストラリアのトイレットペーパーの件がSNSで流れ始めていたので、僕は3月3日にターゲットでトイレットペーパーを買いました。この時、トイレットペーパーをまとめ買いする人をちらほら見ました。
演説後は急にSNSがざわつき始め、トイレットペーパーやペーパータオル 、体温計、中国に頼っているタイレノール等の薬系、消毒用のアルコール等がほぼ完全に売り切れました。この辺、今、マジ買えないです。
って、ペーパータオルが売り切れって、さすが布巾を使わないアメリカらしい感じです。
知り合いのアメリカ人は近所の人にトイレットペーパーを1ロール分けてもらったって言ってました。
食べ物
食べ物は意外とありました。
とりあえず演説のあった日にみんながスーパーに駆け込んだという話を聞き、僕は翌日の14日にスプラウトというスーパーに行きました。
野菜やフルーツ系は売り切れてはいないものの品薄で、肉は普通にいっぱい買える状況でした。今は肉も徐々に売り切れが出ているという話を聞きます。
で、14日の時点ですでに買えなかったものの1つとして、パスタとパスタソースがあります。みんな「パスタは日持ちするし」って考えなのでしょう。ちなみに、帰り際に近所のイタリアンマーケットによったら、小さいお店なのに想像以上に人がいっぱいでみんなパスタを買っていました。
で、デイリー食品でいうと、14日の時点で卵は売り切れていました。ミルクは種類を選べるくらいありました。
で、その後、15日には水やソーダとかのソフトドリンクがすげえ売り切れ寸前になってました。
それ以外は特段変わったところは無かったですが、レジがまじあり得ないくらい長蛇の列になっていました。
お店・サービス・学校・仕事は運営中?
ま、不要な外出を避けるようにと発令が出ていたぐらいなので、これから続々とオペレーションが中止される場所が増えると思いますが、現状は下記のような感じです。
お店とか
今週に入ってからデパートのオペレーション中止の話が出てきました。ノードストロームは今日からオペレーションを中止しており、メイシーズやブルーミングデール、ネイマンマーカス、サックスフィフスが明日からオペレーションを中止する(約2週間)とのことです。
が、前述したカウンティーの発令にある必要な外出に含まれるようなスーパーマーケットやバンク等の生活にクリティカルな場所は普通にオペレーションを続けると思われます。
飲食
飲食店はお店で食べるタイプはNGで、営業を休止しています。現在オッケーなのは、テイクアウトできるお店だけです。
取りあえず僕も外の状況が知りたかったので、さっきピザを頼んで取りに行ったんですが(一応、オレンジカウンティーが定義する必要な外出の範囲内です)、お店に行くまでの道は意外に交通量が多く、ピザ屋さんも持ち帰りのピザが焼けるの待っている人が結構いました。
テーマパーク
南カリフォルニアと言えば、ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ、ノッツベリーファーム、シックスフラッグス等のテーマパークが有名ですが、この辺も全部3月いっぱいは臨時休業中です。
トレーニング・ジム
まず、ロサンゼルスは16日の発令に合わせてジムは緊急で運営を中止しました。再開には2週間くらいかかるそうです。
オレンジカウンティーでは今日17日もジムは運営していて、あれ?と思いましたが、こちらもカウンティーの発令に合わせてジムからメールの通知で3月いっぱいは休止するとのことです。
ちなみに、今日の午前中僕はジムに行きました。想像以上に人がいっぱいでした。
学校
ロサンゼルス、オレンジカウンティーの学校は先週から休校になっています。
学校によってはオンラインでクラスを行ったりしている模様で、コミュニティーカレッジに通う義理の父はビデオコンファレンスのセットアップをしていました。
仕事
仕事は家からのリモートワークの人もいれば、自宅待機になっている人もいます。
大衆の行動
今現在は自治体の発令で不要な外出を避けるように(従わなければ罰金)と言われているので、徐々に外出する人も減ると思います。
が、13日から今日の午前中までは本当にパニック状態の衝動買いをする人が多かったのが印象的です。ホント、特別なセールでもアメリカではほとんど見ることのない「お1人様1つ」の購入制限が出てたりと、ちょっと異様な感じです。
僕の感じたこと
専門家でもない僕が自分の考えを述べたところでって感じですが、アメリカ生活のこういう事態で一つ感じることは、日本のテレビってすげえって事です。
日本のテレビ(ニュース)って、偏った情報を流したりとか細かく言えば賛否両論出てくると思いますが、それでもある程度信頼度が担保された身近にある優秀な無料の情報源です(NH系云々は抜きで)。
アメリカにもテレビはもちろんありますが、テレビを見るにはケーブルテレビの契約料が高く(主要チャンネルはアンテナを付ければ無料で見れるけど、映りが悪い場合もあるので主流ではない)、最近ではネットフリックスとかHuluとかのネットメディアだけしか契約せず地上波を見ていない人が増えています(俗にいうコードカッティングっていうやつ)。
で、そうなると、オンラインで検索した情報やSNSの情報を頼りにしている人も必然と増え、人種もエジュケーションレベルも多種多様のアメリカにはもちろん ネットリテラシーの低い人もいて、これが突然のパニック的な衝動を生み出している感じがします(ま、日本でも体に良い食材をテレビで放送したら次の日スーパーで爆売れしちゃうっていう逆のケースもありますが)。
いや、何が言いたいかって、アメリカだとパンデミックの一次的な被害より、二次的な被害の方が怖いなって感じです。
だって、この時期に、SNSで発言力のあるアメリカ人が「○○がなくなる!」とか言えば、翌日みんな必死に買いあさりに行くと思います。そうすると、それが事実であるかが問題じゃなくて、それを信じて買いに行く人がいる以上は売り切れになる可能性があり、結果的に今急いで買いに行かなければ当分手に入れられない状況です。で、これがさらなる売り切れへの道を加速させ、実際に必要な人の手に届かない状況を招いている感じだと思います。
まじ、めんどいループ。
後書き
あっと、ここに書いたことは僕が見てきたアメリカの近況です。なので、僕の頭の中では事実としてプロセスされていますが、もしかしたら、他のエリアでは違った状況だったり、他の人には違った感じで映っていたり、ここに書いたことがすべてってわけでもないと思います。
で、僕は生活に支障のないレベルで物資はそろっているので、3月いっぱいは全然問題なく生きて行けそうです。
はやく通常の日常に戻ることを強く願っています。そして皆さんが健康でありますように!